遂に念願の「ロッド・レーバー・アリーナ」に来ることができた。
人生初の全豪オープン、記念すべきその試合は......
スタン・ワウリンカ 🇨🇭 VS ミロシュ・ラオニッチ 🇨🇦
(Stan Wawrinka) (Milos Raonic)
トッププレイヤー同士が激突する、男子シングルス2回戦!!
ワウリンカといえば、元世界ランク3位のスイス人スター選手。どうしても〝ロジャー・フェデラー〟の陰に隠れがちだが、ワウリンカも全英以外のグランドスラムを手にしている、まさにトップ・オブ・ザ・トップ。
特にグランドスラムに強く、あの BIG4*1をしても止められないこともしばしば。
一方のラオニッチも、元世界ランク3位のカナダが誇るトッププレイヤー。錦織選手と年齢が近いので「錦織世代」としてメディアに紹介されることも多い。
当時は双方とも怪我明けでランキングも大きく落としていたので2回戦で対戦が実現した。彼らにとってはアンラッキーだったかもしれないが、観客としてはラッキーでしかない。1回戦、2回戦のチケットは料金が安い!
左:ラオニッチ、右:ワウリンカ
試合前のアリーナは音楽や喋り声などで騒がしかったが、いざ試合が始まると聴こえるのはボールを弾くガットの音と、選手の息遣いだけ。トップ選手が見せるここ一番の集中力は凄まじく、2回戦で当たるには本当に惜しい組み合わせだと思った。
試合中盤になって、突如として雨が降り始めた。夏のメルボルンは意外に雨がよく降る。丁度良いタイミングだったので、自分もここで一旦コーヒーブレイクをとることに。
アリーナの中にはカフェが併設されていて、美味しいラテが飲める。
息詰まる展開が続いたせいで胸が窮屈な気がしたが、温かなラテのお陰で気持ちが随分落ち着いた。
ちなみにカフェでの支払はカード(Master Card)のみ。海外に行く際は VISA と Master Card 両方のカードを持って行くと安心。ちなみに JCB も国際ブランドという位置付けではあるが、正直海外ではほとんど役に立たないので注意が必要だ。
アリーナに戻ると、なんと先ほどまで開いていた天井が閉じている!
開閉式のアリーナであることは知っていたが、初日に経験できるとは思っていなかったので驚いた。天井が閉まってから暫くは蒸し暑かったが、そのうち冷房も効き始め、より快適に観戦することができた。
ちなみに試合中にトイレに行きたくなった時は、選手が休憩に入るタイミングに合わせる必要がある。テニス観戦において、試合中はできるだけ静かにしておくというのが観戦マナーだからだ。他のスポーツの観戦スタイルと比べるとかなり特殊と言えるだろう。
ただ、休憩タイムも頻繁にあるのでそこまで気にしすぎる必要もない。
ちなみに、離席中にゲームが再開してしまうと次の休憩まで着席出来なくなってしまうのでタイミングには気を付けよう。
実際に自分がトイレに立った次のゲームがデュース*2合戦になってしまい、しばらく席に戻ることができず......(笑)ただし各ゲート前に中継モニターが用意されているので、待っている間も大事な場面を見逃す心配はない。
そんなこんなで、最終スコアがこちら。
ワウリンカ
7-6
6-7
6-7
6-7
ラオニッチ
紙一重の試合だったが、 3-1 でラオニッチの勝利。両者とも怪我明けだったものの、とても白熱した試合を見せてもらって幸せだった。
日本人テニスファンにとって、全豪オープンほど参加しやすいグランドスラムはないはず!
メルボルンは治安も良く、他の開催地(ロンドン、パリ、ニューヨーク)と比べても圧倒的に行きやすい(直行便で7〜8時間)ので、ぜひオススメだ!🎾
By for now 🇦🇺
*1:ロジャー・フェデラー、ラファエル・ナダル、ノバク・ジョコビッチ、アンディ・マレー
*2:40-40